株式投資に決算書を読むスキルは本当に必要なのか

株式投資
  • 決算書が読めない人でも株ってできるの?
  • どうすれば決算書が読めるようになるのか
  • おすすめの学習方法を知りたい

株を始めたばかりの方やこれから始めようか迷っている方に向けて、株式投資歴5年以上で個人投資家と会社役員もやっている僕が解説します。

株式投資に決算書を読むスキルは必要なの?

株式投資で勝つためには決算書を読む必要はあるのか...

結論は

長期投資は必要アリ。

短期投資には必要ナシ。

これが筆者の結論です。

理由は、株価の値動きは投資期間が短期になればなるほど業績よりも需給によって左右され、長期になればなるほど業績によって左右されるからです。

需給とは株を買いたい人と売りたい人のバランスのことです。

中長期投資家は必須なので以下で読めるようになる方法を解説します。

デイトレーダーなど短期のトレーダーはチャートや板しか見ない人もたくさんいます。

実際に短期トレードで数億円以上稼いでいる著名投資家の方も決算書を見ることがなかったと言っているくらいです。

短期投資の場合はチャートなどの分析から勉強しても良いと思います。

ただ、もし短期トレードをするにしても決算書を読めると中長期投資も両方行えるので、メリットは大きいと思います。

決算書が読めるようになる最短の方法

さて、実際に決算書が読めるようになるにはどうすればよいでしょうか?

簿記とかの資格を勉強すれば良いのでしょうか?

いいえ、違います。

実際に筆者も簿記3級を大学生の頃に取得したり、簿記2級も勉強したけど途中で面白くなくてやめたりした経験もあります。

その経験も踏まえて言えることは簿記は決算書を作るための勉強なので、読むための勉強とは異なるということです。

実際に簿記3級を取得しても全く決算書は読めませんでした。

多分、2級を取得しても同じだと思います。

決算書を読むために簿記の勉強をするのは少し方向性が違うと思います。

効率が悪いです。

税理士や経理担当になりたい人は簿記を勉強すれば良いと思いますが、個人投資家や経営者になるためには必要ないと思います。

ではどうするかのか?

  • 「決算書を読むための」本で学習する
  • 実際に会社の決算書を読む

以上になります。

これが本当に最短で決算書読めるようになります。

全然会計の知識とか無くても思ったより早く読めるようになると思いますよ。

実際、決算書は難しそうに見えるだけで単純化して考えると「簡単な家計簿」と原理は同じなんです。

色々と項目が多くなっているだけです。

なので、分かりやすく解説してくれている本を紹介します。

「決算書を読めるようになる」おすすめの書籍を紹介

書籍の紹介

まずはより簡単に理解できる本から読んだ方が良いと思いますので、まずは「決算書はここだけ読め!」から読むのをおすすめします。

逆に決算書の中であまり読まなくていい所やその理由も教えてくれます。

筆者はこの本を読んでレベル1からレベル30くらいまで一気にいった気がします。笑

次に読むなら「財務3表一体理解法」がおすすめです。

1冊目よりは少し応用編というか、損益計算書と貸借対照表とキャッシュフロー計算書の関係性を分かりやすく解説してくれています。

基本的に株式投資で見るのは損益計算書が一番重要だと思いますが、貸借対照表とキャッシュフローも知っておいた方が良いと思います。

最近だと、大手町のランダムウォーカーさんの書いた本がおすすめです。

セブンイレブン、ドン・キホーテ、コメダHD、ファーストリテイリングなどの有名な企業のビジネスモデルを例にして分かりやすいイメージ図を見ながら決算書の仕組みを解説してくれるのでおすすめです。

まだ新しい本なので、出てくるデータも新しいです。

謎解きをしながら決算書の読み方と企業のビジネスモデルを学べます。

決算書はどこで見れるの?

基本的に気になる上場企業のホームページに行って「IR」や「投資家向け」などのメニューから見れます。

あとはEDINETからも見れます。

本を読んだら実際に決算書を見てみる。そして分からないところは検索してみるを繰り返してみるのが一番効率的で早く決算書を読める近道になると思います。

まとめ

株式投資で勝つためには決算書を読む必要はあるのかという話でしたが、いかがだったでしょうか?

結論は長期投資は必要アリ。短期投資にはあまり必要ナシ。

ただ、もし短期トレードをするにしても決算書を読めると中長期投資も両方行えるので、読めるメリットは大きいと思います。

というのが筆者の結論でした。

決算書を1日でも早く読めるようになるために、簿記などの資格学習はせずに「決算書を読むための」本を読んで、実際に決算書を読んでいきましょう!

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